【軽貨物】現役宅配ドライバーが教える、事故を起こさないために注意すべき6つのこと

宅配ドライバー

こんにちは。

富士山のふもとで軽貨物ドライバーの じん です。

唐突ですが、あなたはこれから宅配ドライバーの仕事をしたいけど、車の運転で事故を起こしたらどうしよう。という不安を持っていませんか?

僕自身も、宅配の仕事を始めた頃はかなり不安にも思っていました。

重大な人身事故でも起こしたら、他人の命を奪ってしまうような取り返しがつかないことになってしまいますからね。

そこで現役の宅配ドライバーとして、5年以上無事故、無違反の実績を持つ僕が、事故を起こさないために注意すべき6つのことということでお伝えをさせていただきます。

この記事を読むことで、宅配ドライバーとして仕事中に事故を起こさないために注意すべきポイント。を知ることが出来ます。

あなたの不安を少しでも軽減できれば幸いです。

1、カーブミラーを見る癖をつける。

まずは、運転中は常にカーブミラーを見る癖をつけましょう。

例えば、上の写真にあるようなT字路を曲がりたい時、左右を車が来ていないか。危険はないか?

ということを目視だけで確認をするよりも、カーブミラーと目視。両方で確認をした方が、より安全なんですね。

目視だけの確認に頼るのは危険です。どうしても死角が発生します。

カーブミラーを確認してさえおけば、死角を減らすこと。危険を回避することが出来ます。

ですので、癖が付くくらいに意識をしておきましょう。

2、右側停車をしない。

意外と危険なのが、右側停車をすることです。

言うまでもなく、車は左側通行です。

右側に停車することで、発信時に対向車と正面衝突をしてしまう可能性も出てきます。

対向車から見て、発信時にこの車がどういう動きをするのか?戸惑わせてしまいます。

はっきり言ってしまうと迷惑駐車です。

とはいえ右側に停車した方が、重量物を運ぶ時や時間が短縮できる。など配達をしやすい場合もあります。

気持ちはよくわかります。

しかし、危険な停め方であり、事故を起こす可能性。クレームを受ける可能性。としては高いです。

ですので、ある程度の車通りが多いところ、人通りが多いところでは避けた方が良いです。

もし右側停車をする場合は、危険がないかを充分に確認をする。

もしく素直に車の向きを、左側停車に変えましょう。

ちなみにいうと、右側停車は駐車違反の切符を切られる可能性もあります。

注意が必要です。

3、生活道路は歩行者優先でゆっくりと走る。

生活道路とは、車1台分がなんとか通れるような道のことです。

車が通行するための道路というよりは、およそ近所の人の生活のための道路として使われています。

そのため、通学路や歩行者、自転車が主に使います。

場合によっては、「生活道路のため、車の通行はご遠慮ください。」という看板も出ていたりします。

看板が出ている場合は、通らない方が賢明です。

事故やクレームの原因です。

しかし宅配ドライバーの立場からすると、なるべく目的地まで近道で行きたい。という意識が働くものです。

そもそも、生活道路を通らなければ、目的地にたどりつけない場合もあります。

ですので、生活道路を通行するときは、歩行者、自転車優先でゆっくりと走るように心がけましょう。

さらに道を譲ってもらったら、お礼に手を挙げるくらいの思いやりも大切です。

4、横断歩道の手前で停まれる速度で走る。

横断歩道の手前で停まれる速度で走ることを常に心掛けます。

通学路や人通り、自転車の通行が多いところは特に注意が必要です。

横断歩道の近くに人がいなかったとしても、急に飛び出してくる可能性もあります。

すぐに停まれる速度であれば、対応することが出来ます。

また「信号機のない横断歩道における歩行者優先」を怠ると交通違反となります。

道路交通法第38条で義務つけられています。

(横断歩道等における歩行者等の優先)第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。

道路交通法 | e-Gov法令検索

横断歩道を渡ろうとしている人がいるのに、そのまま通り過ぎてしまうのは交通違反ということになります。

違反すると罰則も発生します。

また、横断歩道がなくても注意が必要です。

歩行者や自転車は交通弱者として扱われますので、充分に注意が必要です。

・横断歩道等における歩行者等の優先

   罰  則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金

   反 則 金 大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円

   基礎点数 2点



横断歩道は歩行者優先です|警察庁Webサイト

・横断歩道のない交差点における歩行者の優先

   罰  則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金

   反 則 金 大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円

   基礎点数 2点



横断歩道は歩行者優先です|警察庁Webサイト

5、運転しながらスマホ端末操作、伝票整理をしない。

忙しい時にやってしまうのが、運転をしながらスマホの端末操作、伝票整理をしてしまうことです。

低速なら大丈夫だろう。という油断が取り返しのつかない重大事故につながります。

実際に2020年に、〇川急便のとある営業所の委託ドライバーが、運転をしながら伝票整理をしていて、重大な人身事故を起こしています。

一瞬の気のゆるみが、他人の人生を奪ってしまいます。

スマホの端末操作や伝票整理は、必ず停車時に行うようにしましょう。

忙しい時こそ冷静さが必要です。

6、外の音が聞こえるように、少しだけ窓を開けておく。

運転中は、少しだけ窓を開けておくようにします。

歩行者の気配や自転車のブレーキの音。クラクションなどの外の音を聞こえやすくするためです。

目視だけの安全確認だと、どうしても限界があります。

そこで少し窓を開けておくことで、聴覚での安全確認もします。

ほこりが入ってくる。エアコンのききが悪くなる。というデメリットもあります・

しかし異音をいち早く察知することで、事故を未然に防ぐことが出来ますのでメリットも大きいです。

ほんの少しだけでよいので、開けておくようにしましょう。

まとめ

以上が、現役宅配ドライバーが教える事故を起こさないために注意するべき6つのことの記事でした。

宅配ドライバーの仕事は、一般道路を利用するため常に事故のリスクを背負っています。

特に人身事故を起こしてしまうと、他人の人生を奪ってしまう可能性があります。

絶対に避けなければなりません。

この記事に挙げたことを十分注意しておくことで、事故のリスクを減らすようにしていきましょう。

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