こんにちは。
富士山のふもとで軽貨物ドライバーの じん です。
この記事では、宅配ドライバーが気を付けるべき9つのトラブル、クレームの対策法を理解しよう。
ということで、
これから宅配ドライバーの仕事を始めるあなたのために、仕事中に起こる得るトラブルやクレームをあらかじめ把握しておき、備えておきましょう。
という記事になります。
宅配ドライバーの仕事に限らず、何の仕事を始めるにしても、トラブルに対する不安は付きまとうものです。
特にこれから宅配ドライバーの仕事をする人にとっては、なにかと不安を感じることもあるかと思います。
この記事では、宅配ドライバーの仕事は、どのようなトラブルやクレームが起こるのか? 対処法を事前に把握しておくことで、不安が軽減されるようになります。
いざという時のために備えておきましょう。
①誤配
誤配とは、本来の配達先の住所とは、間違った住所に荷物を配達をしてしまうことです。
例えば、配達先の住所が ○○町1-11 鈴木○○様 だとしますね。
それを ○○町1-12 鈴木○○様 の住所に間違えて配達してしまうことを誤配と言います。
苗字同じ、名前が似ている。番地が近い。と誤配をしてしまう可能性があるので、注意が必要です。
誤配先の人が、荷物の間違いに気が付いて教えてくれればよいのですが、必ずしもそうしてくれるとは限りません。
誤配先の人が荷物を開封してしまったら、はっきり言ってアウトです。
開封された形跡のある荷物を、こころよく受け取ってくれる人は、まずいない。と思っておいたほうがよいでしょう。
最悪の場合は、代替品の荷物を新たに、こちらで手配しなければなりません。
また怖いことに誤配が原因で、企業の機密情報が漏れた。ということで裁判沙汰になった事例もあります。
誤配は特に気を付けたいトラブルのひとつです。
誤配を避けるためには、
・車から荷物を下ろす際に住所と名前を確認をする。
・荷物を渡す際に、名前を読み上げる。
この2点を必ず実施するようにします。
誤配してしまう原因としては、集中力が切れてしまっていることが考えられます。
配達件数が多く、長時間動いていると疲労で集中力も切れてきます。
疲労を感じたら、こまめに休憩を入れるようにしましょう。
リフレッシュは重要です。
5分間、目を瞑って休ませるだけでも全然違います。
また初心者のうちというよりも、配達の仕事に慣れたころに、やらかしてしまうトラブルでもあります。
どんな人でも、集中力が切れる時があります。
自分のことを過信しすぎるのも、注意が必要です。
②荷物の紛失
「あれ?荷物がない!」
「車内をいくら探しても荷物が見つからない!」
「紛失してしまった!!どうしよう…」
荷物の紛失も、絶対に避けなければいけないトラブルのひとつです
どうしても荷物が見つからない…。
という場合は、荷物の受取人の方に事情を説明、謝罪をして、新たに代替品を用意しなければなりません。
代替品が用意できない場合は、荷物の代金を弁償しなければなりません。
荷物を探し回る時間。
受取人の方に謝罪をする時間。
代替え品を手配する時間とお金。
時間も金銭的にも、大幅なロスになってしまいます。
当然、仕事が終わる時間も家に帰る時間も、遅くなってしまいます。
対処法としては、車内の荷物の整理をこまめにすることです。
配達をしていくうちに、車内の荷物の積み方が不安定になり、ばらばらに散乱してしまう場合があります。
この荷物が、散乱した状態が良くありません。
荷室のドアを開けたとたんに、荷物が外に落ちてしまい、気が付かずにそのまま走り去る…。
といったことが起こりえます。
ですので、荷物が散乱しないように、車内をこまめに整理する必要があります。
特に軽くて小さい、強風で吹き飛んでしまいそうな荷物は注意が必要です。
あとは、荷物の盗難ということも、気にしておきたいところです。
車を離れる時は、必ずロックをしましょう。
③荷物の破損
荷物の破損とは、例えば、段ボールがつぶれていたり、梱包のテープやビニールが破れている状態のことです。
外箱がつぶれている荷物を受け取るのは、誰でも気分が悪いものです。
最悪の場合は、荷物を弁償しなければなりません。
避けたいトラブルのひとつです。
対策法としては、まず既につぶれている荷物は、積みこまない。ということです。
営業所で荷物の積み込みを行う時点で、確認をしておきましょう。
特に、食品や飲料の荷物の場合、中身の液体が染みてきていないか。を確認しておきましょう。
積み込む前に、既につぶれている。外箱に異常がある。という場合はあなたの責任ではありません。
配達先で荷物の破損や異常に気が付き、あなたの責任になるようなことは防ぎましょう。
また、積み込みを行う際に気を付けておきたいことは
ペットボトルなどが入った重量がある荷物は、下に置き。
軽くて簡単につぶれてしまいそうな荷物は、上に置く。
このことを徹底的に行うことで、防ぐことが出来ます。
④早配、遅配
宅配の仕事は、時間指定の配達にも対応しなければなりません。
例えば、午前中指定。12~14時。16時~18時。18時~20時。
といった指定された時間帯への配達です。
指定された時間帯よりも、早く配達をすることが早配。
指定された時間帯よりも、遅れて配達をすることが遅配。
と呼びます。
早配、遅配はクレームをもらう原因となります。
例えば、
早配の場合は、夜勤明けで寝ていたのに起こされた!
遅配の場合は、出かけたいのに出かけられない!
といったクレームですね。
対処法としては、
早配の場合は、時間を厳守するということですね。
配達先の近くを通りかかると、時間が早くても、思わず配達をしたくなってしまうものです。
しかし、そこはぐっと我慢をするしかありません。
配達エリア、お客様に慣れてくると、時間指定してあるけど早配でもOK。
というお宅も出てきます。
ですので、相手方の信用が得られるまでは、時間内に配達をした方が良いです。
遅配の場合の対処法は、なるべく早くエリアになれることです。
エリアの回り方を覚えてくれば、時間の配分と要領も掴めてきます。
どうしても時間内に間に合いそうにないなら、事前に連絡を入れておきましょう。
それだけでも、配達先の相手方への心証は違ってきます。
⑤伝票の紛失
荷物を配達した際に、伝票に受け取りのサインをもらいます。
伝票を紛失してしまうと、配達が完了したのか。完了していないのか。わからなくなり仕事としては非効率になってしまいます。
また、伝票を営業所に提出。配達が完了した個数分が、あなたの売り上げになる。
ということもありますので、伝票自体が金券(お金)となってきます。
そうなると、伝票を失くすことは、お金を失くすことと一緒。になってしまいます。
ですので、管理はしっかりとしておきましょう。
対策としては、伝票を入れておく箱を用意する。
伝票を整理しておくクリップを用意しておく。
ということになります。
いずれも100円ショップで購入できます。
車内の整理を心掛けて、効率的に仕事をしましょう。
⑥たばこクレーム
宅配の仕事のクレームの中でも、たばこクレームは結構多いんです。
配達する荷物の段ボールは、においを吸収しやすく、特にたばこのにおいは、染みつきやすいです。
たばこのにおいは、吸わない人にとっては、少しのにおいでも気になるものです。
荷物の中身が、食料品や衣料品であれば、なおさらクレームを入れたくなります。
ですので、たばこクレームはくれぐれも避けたいものです。
対策としては、タバコを辞める!これが一番です。
辞めることで、においの心配をすることもなく、体調もよくなりますからね。
しかし、たばこは長年吸っている人ほど、なかなか辞められないもの。
なのでどうしても、たばこを辞められない場合は、なんとかごまかしていくしかありません。
口臭スプレー、消臭スプレーを頻繁に利用する。
荷室と運転席には、ビニールの仕切りを設ける。
ことで匂いが移るのを防ぎます。
ちなみにですが、佐川急便の委託ドライバーには、喫煙者はビニールの仕切りを設けるように。という指示がされています。
たばこクレームがカスタマーセンターに、苦情として寄せられている。ということですね。
気を付けたいものです。
⑦マナークレーム
荷物を受け取るお客様は、配達員の態度や言葉使いを、意外と観察しているものです。
「怖い人や感じの悪い人には、荷物を配達してほしくない!」
自宅に訪問される立場としたら、警戒心を抱きますから、そう思うのは当然かもしれません。
態度や言葉使いが悪いがために、
最悪の場合は、「あの配達員には来させないでほしい!」
出入り禁止ということにもなりかねません。
対処法としては、
言葉使いや荷物の渡し方を手寧に。 です。
特に忙しい時は、先を急ぐ意識が出てしまうために、言葉使いや荷物の渡し方が、雑になってしまうものです。
ですので、言葉使いは丁寧さを心掛けます。
とはいえ、それほど難しい言葉使いは、必要はありません。
「お願いします。」
「ありがとうございます。」
住居の中に入る時、その場を立ち去る時は
「失礼します。」
このような言葉使いを多用していきましょう。
意識するだけでも、相手方への心証が違ってきます。
あとは、急いでいる時こそ、
ドアや門扉を開けっぱなしを気を付ける。
配達する近所はマナーの良い運転を心掛ける。
ということですね。
車の運転は丁寧に、基本的にはこちらが道を譲るようにしましょう。
逆に譲ってもらったら、クラクションを鳴らす。手を挙げる。会釈をする。
などのお礼のあいさつも大切です。
少しの気遣いを持てるかどうかで、クレームをもらう確率が減ってきます。
⑧車の故障
の仕事は、短い距離をストップ&ゴーを繰り返すので、エンジンやバッテリー、タイヤなど。車への負担大きいです。
故障して車が動かなくなり、修理が必要となった場合。
代車を用意できれば良いのですが、営業車ナンバーの付いた代車を用意出来る修理工場は、なかなかないものです。
車がなければ、仕事が出来なくなります。
仕事が出来なければ、無収入です。
個人事業で宅配ドライバーの仕事をすることのシビアな部分です。
ですので、トラブルや故障するリスクを防ぐためにも、定期的に車のメンテナンスは行うべきです。
これらのメンテナンスは、最低限行うようにしましょう
また車のバッテリー上がりにも注意が必要です。
エアコンや室内灯の利用でバッテリーが消耗して、バッテリー上がりを起こして車が動かなくなってしまうこともあります。
車のセルは回るけどエンジンがかからない場合のために、バッテリースターターを車に常備しておきましょう。
バッテリースターターを使用することで、エンジンを再始動することが出来ます。
事故などで車が全く動かなくなってしまった時のために、JAFに必ず加入しておきましょう。
JAF会員に入っておけば、レッカー費用も短い距離であれば0円で済みます。
⑨交通違反、事故のトラブル。
宅配の仕事は、一般の道路を利用する仕事なので、交通違反、交通事故のリスクは高まります。
違反や事故のために、点数が加算されると、最悪の場合は免許停止になってしまいます。
当然、宅配ドライバーの仕事も出来なくなってしまいます。
自分だけの違反や事故であればまだいいのですが、
他人をはねてしまった。というような人身事故を起こしてしまったら、仕事が出来なくなる云々の話ではなくなってきます。
他人の大事な一生を奪ってしまわぬように、安全運転を心がけましょう
気を付けるべき主な点としては、
まとめ。トラブルに対する備えを万全にしましょう。
異常が、宅配ドライバーが気を付けるべき9つのトラブル、クレームの対策法を理解しよう。
の記事になります。
記事に挙げたようなトラブル、クレームが多いために、元請け先の運送会社から契約解除ということもあり得ます。
また人身事故に至っては、他人の人生を奪ってしまう可能性もあります。
宅配ドライバーの仕事が出来なくなれば、無収入になってしまいます。
個人事業の宅配ドライバーは、会社員ではないので誰も保証してくれません。
9つのトラブル、クレームを事前に理解しておくことで、あなたが明日から宅配の仕事が出来なくなる。ということを防いでいきましょう。
それでは、以上でした。
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